人間の痕跡
下の写真は菅俊一さんが撮られた写真だが、これを見てできるだけショートカットをしたかった人の心理の表れではないだろうかという意見があった。
確かにあると思うし、実際私もやる。
でももう一つ思ったのが、こういう角で人を待ってることも想像できるなぁと思った。大学の近くにあるごみ箱に傘の骨組みが捨ててあったけど、それを見て、雨が降ってた日とか、そこで人を持ちながら芝生をつんつんしてみたり。
これは大学の構内にあった、外から入ってきた人の靴の裏の湿りとか、泥とかを落とすためにおいてあるカーペットだけど、なぜだかこの角と右側の角しかめくれていなかった。
大学構内にあるカーペットだから、外に出るときによく踏まれてしまったのだと思う。けど、真ん中は不思議とめくれていなかった。ここではうつっていないけど、角がめくれている方向に、右側にはエレベーターが、左側には階段がそれぞれ存在する。
つまり、エレベーターから降りてきた人、階段を上り下りして外に出る人のルートの直線状にあるということ。そういう人たちに角を踏まれて反動で角が持ち上がったまま間髪入れずに来た人に角がめくりあがったまま踏まれたりしたのかなぁ。
後は、カーペットがずれたときに角を引っ張って直した人とか、掃除した人が角をめくりあげたりして、癖付いちゃったところを踏まれたり。
めくりあがり方は外側が内側に丸まるような形だからきっと階段から来た人たちに踏まれて、痕がついちゃったんだろうな。
これは私の家のお風呂場に入る段差。ここよく見ると真ん中の手前側の塗装が剥げて木の本来の色がちょっと見えちゃってる。
私自身もしてるから、想像して考えてみるとかないけど、ここを踏んづけて風呂場に入ったり、歯を磨くときにここに座ったり、母親なんかはここでかかとの上げ下げしてる笑
後は、掃除するときにここに掃除道具を置いたりしてた。左側にホースがあるけど、やっぱりホースが当たるところは塗装が剥げて、カリって削れてた。でもこれって、ホースがあるからわかったことだけど、たぶんなかったら想像は難しかっただろうな。