初仕事

インターンで初のお客さんとかかわる仕事をした。仕事内容は高校の部活のサイトをリニューアルするもの。大正13年からずっと続いてる由緒正しき高校。

具体的には、アーカイブ記事の移行、歴代の写真のページ作成に加えて、各代のページに分けてその代の詳細文の作成、マニュアル。

何もかもがはじめすぎて、最初は本当に焦って不安だった。

特に依頼主さんと直接やり取りをすること。これちゃんと敬語かなとか、この文章で相手の方は理解できるかな?簡潔に伝えられてるかな?とか一つ確認をしてもらうにも、どこをどうしたと細かく伝えたり、要望に対してちゃんと答えられているかとか。会話ってこんな疲れるんだって今思い返すと実感できる。あの時はやることに必死だったからなんも思わなかったけど…。

普段の会話ってこれ以上に省略して、敬語も使わないからだろうな…。

なんて楽なんだ日常会話…。

 

この仕事を通して、二つのことを学んだ。

一つは効率化、二つ目は相手が私の言いたいことをちゃんと理解できているか。

「相手が私の言いたいことを理解しているか」に関しては今も模索中。マニュアルを制作していく中でそれが本当に何より大事だということを実感できた。今まで、大学の先生とお話ししたり、池田さんに自分のどこが分からないのかを伝える中でもこのことに関してはいつももやもやしていた。

まず「わかる、理解する」というのは、相手が理解する、自分が理解するというのでなんとなく基準が違ってくるんじゃないかなと思う。自分の場合で考えたとき、自分が何かを理解するというのは、言語化できること、その言語を物事に当てはめることだと思う。文章を読んだり、言葉を聞いて理解したというのは何を言っているのかがわかるという段階に過ぎなくて、理解とは言わないんじゃないかな?っていうこと。

何かを教えてもらったときに、「なるほど、こういうことですね!」と言い換えられるのは、日本語を理解して、なおかつ言語化できる。言語化できるというのは、自分の思考を言語に当てはめること。これを私の中では理解したっていうこと。

と言っても、自分ではまだまだ言語化できていないけども…。

一方で、相手に理解してもらわないといけないとき、相手と自分の理解の基準はもちろん違う。例えば今回でいうと、私たちはwordpressを使って慣れたから、どの機能がどこにあるのかがわかる。だからある程度省略して伝えても問題ない。けど、Wordpressを使ったことがない人に私たち基準で伝えると、それはどうすればいいんですか?とかどこにそれがありますか?という風に聞かれかねない。いわゆる共通認識がない状態のことを言いたい。それはWordpressの使い方を知っている池田さんに伝えるときもそうで、いくら使い方を知っているからって、私の作業をずっと見ているわけではないから、突然WordPressについて聞かれても困ると思う。例えば、急に美味しかったよね?って聞かれても、食べたのはわかるけど、何を食べたのか知らないから

だから相手に理解してもらうとき、相手の基準に自分の基準を合わせるってことが一番大事な気がする。

それを忘れてしまいそうになるんだよなぁ…。