組織とオールドタイプとニュータイプ

おさらい

 イノベーションとは、発明を実用化し、その結果として社会を変えること。そして社会のニーズを利用者視点で見極め、新しい価値に結びつけること。これはイノベーションが技術革新という意味ではなく、新結合という意味で使われている。

 

また、ともにデザインという言葉も登場するが、これは使いやすく見栄えがいいようにするというデザインではなく、モノとサービスを組み合わせることを言う。

 

例えば、ユーザーが何か一つニーズを持っているとする、これはユーザーが言語化できないが。心の底で欲しいと思っていてるものだ。それを形として提供するために、いくつもの要素を組み合わせ一つのものを作る。これをデザインとするという。

 

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さらにイノベーションでお金を発生させるシステムを作るには、テクノロジーと組み合わせて作ることが大切である。これは、テクノロジーを理解するということではなく、テクノロジーを使い、どんなことに使われるのか、使われたらどんな風なシステムになっているのかを理解するだけでいい。

 

HCD(人間中心設計)では、ユーザー目線で物事を進める必要がある。

 1、ユーザーの調査を行い、ここでユーザーが何に対し何を思っているのか調べ、

    ニーズを発見する。

 2、ユーザーにはどんな体験が必要なのかを明確する。

 3、体験をうむために、試作品を作る。

 4、3に評価をつける。

 5、4でユーザーのニーズを満たすことができたら、製品の実現を行う。

これは、組織の在り方や、サービスの改善にも使える方法である。

本題

 組織に関しての講義と、オールドタイプとニュータイプという思考に関しての講義だった。

 

 組織として、お客様によい体験を提供するにはどうしたらいいのか。


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まず上の2行はユーザー体験に相当し、ユーザーがよかったなと感じる場所が書かれている。その下三つは組織が行っていることである。お客様が良い体験だと感じてもらうためには、組織が下3行を行う必要がある。しかし、今の企業は、UXを掲げるものの、実際に行っているのはユーザー体験にあたる上2行だけ。それは、組織が、ついていけていないという証拠である。UXがうまくできている会社といaうのは上2行とした3行がしっかり連動しているのに他ならない。

 

見栄えだけを綺麗につくろっていても、土台が悪ければ崩れてしまうというのは理解できる。

 

実際に私が大学の講義で教授が資料として提供してくれた動画には、旅館であるものを新しく取り入れてよかったという内容であった。それが、タブレットを導入したことである。

 

お客様の来場状況や予約情報に加え、接客係がお客様から聞いた情報をタブレットを通して従業員が見れるシステムを作り上げた。

 

板前はそこに掲載されている、お客様の食べ物のアレルギーの有無や苦手なものを正確に把握できるようになったし、接客係は、お客様の写真をタブレットでとって、後から送ることができるようになった。情報共有がしっかりとできるようになったおかげで、とても従業員の人たちは働きやすそうであったし、消費者目線で見ても、行ってみたいなと思わせる旅館であった。

 

ユーザーにいい体験をしてもらうには組織がやらなければならないことがある。しかし、組織がついていけないというのは、従業員の働きやすさにも影響するのではないだろうか。

 

思考のオールドタイプとニュータイプ

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私はどちらというとオールドタイプである。親がそういう考え方であったし、高校まではそれが是とする世の中でもあったので、そういう思考で育った。しかし、オールドタイプは、考え方が硬いうえに、思考を伴なってないなと思った。反対にニュータイプは刺激を常に受けている印象がある。

 

授業で森田先生が大企業に入ることが、人生の成功ではなくて、自分の生き方で入る企業を決めるのが生きやすい生き方だみたいなことをおっしゃっていたが、私は実際に知り合いの人に

 

「あなたは大企業にこだわってるけど、むしろ大企業に入らないほうがいいかもね。」

「大企業に入らなくても、自分のやりたい仕事とか、きちんと合うお仕事を見つけたほうが、あなたはとても生きやすいと思う。」

 

と言われた。先生にも、知り合いにも家族にも、私はとても生きづらそうに見えるらしい。友達伝いで、先生に生き急いでるの?と聞かれるくらいだし…。

 

最近では、楽しそうなものはとりあえず調べて、やってみることにしている。それが結果として、資格勉強になっているけど、取らなきゃいけないのかなと考えていたころより、楽しく意欲的に勉強できるようになった。

 

もっと世の中のことが知りたくなり、自然が美しいノルウェーに行きたくなってきたから、ノルウェーに行った人のブログ見てる。そうすると、今ノルウェーがどんな状況なのかわかるし、行かなくても写真や文章を見るだけで、楽しい気分になる。