3年ゼミ 3時間目

今日は、先週調べて来た中小企業の採用活動をみんなで出して確認し合った。

 

まず私が調べたのは論文。調べていく中で中小企業の採用活動に関するものが少ないように感じた。

その論文に書いてあったのは「新卒採用」に関して着目して書いてあったものだったけど、やっぱり大企業より認知されにくく、何か戦略的にやらねばなかなか難しいということが分かった。例えば、説明会を大企業より遅らせて行うことだったり、説明会を二回行って、どちらも違う主旨の話をするなど。大企業より遅らせてするというのは、大企業の説明会に行った人達が次に中小企業に流れてくるから、そこにアプローチをするという戦略。そして、追加で行うのが面談だったり、食事会を開催したりするということ。これは学生とのコミュニケーションを通してより会社のことを知ってもらおうということ。企業を知るというのはいい面だけでなく悪い面も入る。これはRJP施策の話に入るけど、RJP施策というのはそもそも大企業にはデメリットはあまりない。逆に中小企業にはデメリットになる。なぜかというと、RJP施策はもともと企業のネガティブな情報までさらけ出す手法でちょっと乱暴ではあるため、知名度がない中小企業がこれをやるとそもそも人が集まらなくなるという状態になる。

しかし、学生とのコミュニケーションの時間を何らかの形で多くとることにより、ネガティブな面をより近く、主観的に体感できる。主観的というのは、人はだれしも自分の中で基準が存在しているから、ネガティブな部分をネガティブだと感じるか、あるいはなにも感じない、気にしないと思うか人それぞれ。文面だと、体感してないからその基準がわかりづらいと思う。だから、企業と学生のミスマッチを防ぎ、ミスマッチだと思った人をマッチさせるという方法がとれるんじゃないかな?

 

話を進めていく中でチームのメンバーが新卒と中途は一緒?みたいなことをポロっとこぼしていたのを聞いて、新卒と中途の採用活動は違ってそうだなと疑問に思って紙の端に張り付けておいた。

一旦みんなが調べてくれた採用活動に関しては出し終わって、何をこれから調べていくかと話し合っていた中で、この中途採用だけがすごい気にかかってた。

新卒のことはみんながやるだろうし、中途は現代の流れとして、必要になってくるんじゃないかなとも思っていたから実はすごく調べてみたかった。

世の中には新卒採用の方々があふれているけれど、中途採用が増えてきているのも確か。なら中途採用に着目してもいいでしょう!

 

 

【論文】

山本和史(2017)「中小企業における新卒採用行動に関する実証分析」